Windowsの環境パスを通す(path)

「パスを通す」とは、コンピュータに実行ファイルの在り処を教えてあげることです。これにより、どこからでもその実行ファイルを呼び出せます。

ここではmecabという形態素解析のソフト(※日本語の文の単語の切れ目や品詞を判定するソフト)を例に説明します。

実験にはコマンドプロンプトを使用します。コマンドプロンプトを起動するには、Windowsキー+R(ファイル名を指定して実行)[あるいは「プログラムとファイルの検索」]でcmdを入力します(アクセサリからたどることもできますが、この方が早いです)。

mecabのパスが通っていない場合

コマンドプロンプトが起動した状態で:

C:>mecab [enter]

→「'mecab'は、内部コマンドまたは外部コマンド、操作可能なプログラムまたはバッチファイルとして認識されていません。」(そのコマンド知りません!)とでます。この状態でちゃんと認識させるには実行ファイルの位置をC:からパスを書いて指定する必要があります(面倒)。

mecabのパスを通した場合


C:mecab [enter]※どのディレクトリにいても呼び出し可能
(文が打てるようになる)明日は晴れだ。
明日	名詞,副詞可能,*,*,*,*,明日,アシタ,アシタ
は	助詞,係助詞,*,*,*,*,は,ハ,ワ
晴れ	名詞,一般,*,*,*,*,晴れ,ハレ,ハレ
だ	助動詞,*,*,*,特殊・ダ,基本形,だ,ダ,ダ
。	記号,句点,*,*,*,*,。,。,。
EOS

ちなみに、コマンドラインで日本語を打つには、「ALT+半角/全角」で切り替えられます。プログラムを止めるには「Ctrl+C」です。

パスの取得

「実行ファイル(この例ではmecab.exe)の住所」である「パス」を、まずは調べてみましょう。

プログラムがインストールされたフォルダから、exeファイルを探します。デフォルトではCドライブのProgram Filesというところにプログラム名のフォルダが作成されるはずですので、その中を探します。

見つかれば、そのファイルの「場所」(=パス)を「プロパティ」から確認します(下図)。




スペルミスがあるとエラーになるので、実行ファイルのプロパティからコピーするのが賢明でしょう。

パスの通し方

では、「実行ファイルのありか」をコンピューターに教えましょう。ここで登場するのが「環境パス」です。

Window 7

スタート→コンピューター→右クリック→プロパティ→システムの詳細設定→環境変数→pathを選択→編集

Windows 7での環境パスの通し方

Window XP

(マイ)コンピュータ→プロパティ→詳細設定→環境変数→pathを選択→編集

(1)
Windows XPでの環境パスの通し方1

(2)
Windows XPでの環境パスの通し方2

ここに記述された場所にあるファイルは、その場所の指定なしでアクセスできるようになります。記述方法は他のものを真似すればOK。

すでに入っているものは消さないように注意して、半角セミコロン(;)でスペースなしで区切ります。その後、ペースト(ctrl+V)すれば出来上がり。

ただし、この操作によりほかのプログラムの動作がうまく起動しなくなることがありますので、絶対にもともとあるものは変更せず、注意深く行ってください(設定は自己責任で)。


パスが通ったかどうか確認する


パスが通ったかどうかは、設定後、コンピューターを再起動し、コマンドプロンプトを立ち上げ、「実行ファイル名 -v」としてバージョン情報が出てくれば大丈夫です(e.g. mecab -v)。

ここでエラーがでるようなら、パスが通っていないことになりますので、再度パスのスペルやコマンドのスペルなどにミスがないか確認してみてください。再起動が必要な場合もありますので、一度試してみましょう。


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