FlashMemory
概要
FlashMemoryは単語や文をフラッシュ表示して学習するためのソフトです。速読や瞬間英作文などのトレーニングに使えます。一つのアイテムごとに改行されたテキストファイルをご用意頂き、それをソフトに読み込んで使用してください。
・実行画面例
ダウンロード
Flash Memory Ver. 1.1
更新履歴
2009.5/3 ver.1.1に更新
・複数のドラッグ&ドロップに対応
・アイコンを変更
2008.10/25 初版作成
環境要件
ソフトを実行するにはMicrosoft .Net Framework 3.5がインストールされている必要があります。
Windows updateを用いて最新の状態にすれば自動的にインストールされると思います(常に最新の状態に保つことを強く勧めます。[スタート→すべてのプログラム→windows update])。もし、windowsを最新の状態にしても実行できない場合は、
このサイトよりダウンロードしてください。なお、windows xpとvistaで正常な動作を確認しています。
※.Net Frameworkとは?
Windows上で様々なアプリケーションを実行するための「枠組み」で、Visual Basicなどで作成されたソフトを実行するのに必要です。
インストール・アンインストール
実行ファイル(FlashMemory.exe)をダブルクリックしてください。レジストリなどは使用していませんので、フォルダごとファイルを消せばアンインストールが完了します。
フォルダ構成
data--openを押したら開くフォルダです。ここに表示するデータをおいて頂くと便利です。サンプルファイルが3つ含まれていますが、削除しても構いません。
images--ヘルプファイルの画像フォルダです。
output--「ファイル⇒出力」を行った場合に、ここがデフォルトの保存フォルダとして表示されます。
FlashMemory.exe--ソフトを起動するにはこれをダブルクリックしてください。
readme.html--このファイルです。
起動時画面
使い方
(1)はじめに、「open」からファイルを開くか、使用するファイルを左側のリストにドラッグ&ドロップしてください。複数のファイルを同時に読み込むことができます。使用できるのテキストファイルのみです。表示するアイテムを改行で区切って並べたものをご用意ください。
例えば、次のようなファイルです。
words.txt
====ここから====
dog
cat
fire
ice
stone
flower
egg
apple
dictionary
...
====ここまで====
・ファイルを読み込んだ画面
(2)つぎに、そのファイルで読み込むものにチェックを入れ(ダブルクリック)、
(a)表示数および
(b)表示モードを決定し、「set」を押してください。
・setを押したあとの画面
(a)は、デフォルトでは1×1ですが、最大10×10個まで同時に表示できます。 ※これら左中央にあるメニューは数値を変更しても
「set」を押さないと反映されません。
(b)は、ordered(順番どおり)とrandom(ランダム表示)の2種類があります。
・2×3の画面
(3)進行方法を、
(a)マニュアルか、
(b)オートかいずれかを選んでください(デフォルトではマニュアル)。また、繰り返し表示する場合は、「repeat」にチェックを入れてください。
(a)マニュアルの場合、次のアイテムを表示するには「next」をクリックしてください。戻す場合は、「back」をクリックします。
(b)オートの場合、表示速度を決定し、「next」をクリックするとスタートします。表示速度は0.1-65秒の間で設定できます。再生中はほかのボタンは無効になります。終了する場合は、「stop」を押してください。
・nextを押した画面
メニューについて
・[ファイル→開く] 「open」ボタンと同じく使用するファイルを開きます。
・[ファイル→出力] 読み込んだラインを統合してテキストファイルに出力します。
・[ファイル→終了] アプリケーションを終了します。
・[環境設定→フォント] フォントの大きさや色を変更できます。
・[環境設定→背景] 背景の色を指定します。
・フォントを白、背景を黒にした場合
・[ヘルプ] ウェブ上のヘルプファイルを表示します。インターネットに接続のない時は機能しません。
学習の指針
学習方法のサンプルとして2つ挙げておきます。
(1) 日本語文を表示し、英文にすばやく直す
⇒日本語-英語の反射回路を短くし、スムーズに作文できるようになります。会話にも役に立つトレーニングです。このトレーニングと似たものが
「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング 」
というシリーズの本で紹介されています。Sample_Jap.txtを読み込んで頂くと、日本語の文が表示されますので素早く英語に直して声に出してみましょう。
また、sample_Jap_Eng.txtでは日本語・英語が交互に入力されています。このようなファイルを使えば、日本語の後にすぐに答えが表示する形式でトレーニングができます。
(2) 単語を一度にたくさん表示する
文字列を表示できる視野を広げ、単語の意味へのアクセスをすばやくします。日本語でも英語でもこのトレーニングを積むと速読の訓練になります。実際にSP 式速読トレーニングという方式に取り入れられています(
速読術が日本史でマスターできる本
など)。初めは4つ程度でもしんどいですが、なれると20以上の単語を0.5秒以内の時間で一度で認識できるようになります。コツは深く意味をとらず、認識できるな、と思う程度で見ていくことです。すべては無理でも8割程度つかめるようになれば次の段階に進みます(スピード、単語数を増やす)。
資料・教材
英単語は、
alc SVL12000、英文は
BBCなどから集めればよいと思います。
注意事項
開発には細心の注意を払っていますが、このソフトの使用によって引きこされたいかなる損害も補償致しません。自己責任でお使いください。
このソフトの著作権は内田諭に属します。無断での配布、転載を禁じます。
(c) Satoru UCHIDA
kyudai.uchida.lab[at]gmail.com
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